ナースの基本ヘアスタイル

身だしなみの基本

身だしなみとは、相手に不快感を与えないことが基本であり、子供からお年寄りの方が訪れる医療機関では老若男女に違和感なく好かれるような雰囲気作りが必要不可欠です。ポイントとしては、相手に不快感な思いをさせないために配慮することや、TPOや目的を考えること、職場の雰囲気や相手に相応しいことが身だしなみを整えるうえで重要だと言われています。目的やその場の雰囲気に配慮したうえで、清潔感のある身だしなみについて考えていきましょう。

ナースの髪型について

ナースの髪型って千差万別ですよね。しかし、どんな髪型で働いてもいいというわけではありません。長い髪はポニーテールやお団子ヘアにして顔まわりをスッキリとさせること、前髪は目にかからないようにすること、お辞儀をするときに落ちてくる髪や装飾品は避けること、明るすぎる髪色や派手な髪型はしないこと、整髪料は無香料のものを使うことが男女ともに共通して注意が必要な点です。
また、きちんとシャンプーしていても、乱れていたり整髪料でべたついていたりすると清潔感がなくなってしまいます。ショートヘアの人や男性は仮眠後の寝癖にも気を配りましょうね。

働きやすい髪型をすること

自分では普通だと思っていることでも、他の人には普通じゃないと思われることもありますよね。それはおしゃれについても同じことが言えます。おしゃれの感性は人それぞれ異なるのです。自分がおしゃれだと思っているヘアスタイルは人によっては奇抜で不快だと受け取る可能性もあります。
患者さんの介護やカウンセリング、医療行為や手術のフォローなど、ナースの業務はとてもハードですし、夜勤の際は仮眠をすることを考えると、崩れやすさや元の状態への戻しやすさを重視したヘアスタイルにするのが望ましいでしょう。

自然な髪色にすること

ダブルカラーなどで明るい髪色に一度してしまうと、その後に落ち着いた暗色へ染め直しても、すぐに色落ちしてしまいますよね。しかも、髪が伸びてきたときに明るい髪色は地毛との差が目立ちやすいので、定期的に小まめなメンテナンスが必要ですし、放置してしまうとだらしない印象にどうしてもなりますよね。
髪色の許容範囲は病院によってさまざまなので、少し明るくしたいと思ったときには絶対に自分の判断だけではなく、周りのナースの髪色を見て職場で浮かない程度の明るさにするか、先輩ナースに確認してみてから染めると安心かもしれませんね。